2020-6-18

松村北斗くん、25歳のお誕生日おめでとう。

 

こどもがおとなになっていく美しくも儚い過程を魅せてくれるからアイドルが好きだ。そこには年齢を重ねることに対する少しの切なさと、大きな期待。10代だった北斗くんもいつのまにか25歳、言わばアラサーである。そしてそれと共に、12歳だった私はもう20歳を見据えている。

 

24歳の北斗くんからは、どこか達観した諦念すら感じた。決して何かを諦めるわけではなくて、道理をさとって迷いがなくなるという意味だ。

CDデビューが決まって、SixTONESとして進む道が固まった。グループの中でも下ハモという音楽的な居場所を確立させた。言葉やパフォーマンスで私たちに伝えてくれることも増えた。

さらに24歳の北斗くんは、松村北斗という人間が、私たちファンや世間にどのように見えているのかいち早く察知することが容易にできるようになった気がする。核はそのままに、自分がどう魅せるのか、何を大切にするべきなのかの取捨選択が本当に上手い。よくできたアイドルである。

いろいろなことがあって、目まぐるしく変わっていく周りの状況の中で自分を、自分たちを守り抜いてくれた1年間だったんじゃないだろうか。

 

24歳の北斗くんが歌う「キミハカルマ」をこの目で観ることができたのは、この1年間で本当に大きな出来事だった。

17歳〜18歳のころのパフォーマンスから溢れ出ていた青い危うさを持つ少年の儚さとは違う、精巧につくりあげられた美しさを纏った女性的な儚さがあった。年齢を重ねて、北斗くんが放つ魅力は確実にあのころと変わっている、と思ったのを鮮明に覚えている。

 

デビュー曲「Imitation Rain」をこの年齢で歌いリリースしたのも、個人的にはベストタイミングだったんじゃないかと思う。北斗くんはこれを“大人になってしまったことに意味がある曲”だと評したけれど、全くその通りだと頷いた。これから年齢を重ねていくたびにきっと深みが増していく。24歳、彼はがむしゃらに歌っていた。25歳の彼が歌ったらどうなるのだろうか。早く目に焼き付けたいと切に思う。

 

北斗くんが「25歳」をいい大人 だと捉えていることは言動の端々から読み取れた。今年に入ってから、「僕ももう25(歳)ですよ」という旨の発言が多く見受けられ、(彼のことだから著しく何かが変わることはないのだろうけど)彼なりにゆるやかな節目を感じているのかもしれない。

 

北斗くんが、25歳。アラサー。口に出すたび、うそだろ と思う。それでも歳を重ねることを楽しんでいる彼だから、毎年北斗くんの誕生日が楽しみなのも事実。これから1年間、どんなふうに魅せてくれるのだろうかとワクワクする。

いつだって今が1番かっこいい。24歳の北斗くん、たくさん幸せをくれてありがとう。今日からは、25歳の北斗くんが大好きです。

 

北斗くん、改めてお誕生日おめでとう!

すこやかで、そして何よりしあわせでいてね。